「みんな純資産をどのくらい持っているんだろう?」と、平均や中央値を調べる人は多いです。ただ、純資産の統計は“どの数字を見るか”で印象が大きく変わります。この記事では、平均と中央値の違い、数字を読むときの落とし穴、そして他人と比べるより大切なことを解説します。具体的な金額は調査・年によって変わるので、最新値は公式の調査でご確認ください。

同じ集団でも、平均(全員の合計÷人数)と中央値(金額順に並べてちょうど真ん中の人の値)は別物です。資産は一部の富裕層が極端に多く持つため、平均はその人たちに大きく引き上げられます。結果として、平均は中央値よりかなり高くなるのが普通です。
かんたんな例で考えてみましょう。5人の純資産が「100・200・300・400・4,000(万円)」だとすると、平均は1,000万円ですが、中央値(真ん中の人)は300万円です。たった1人の4,000万円が平均を押し上げているのが分かります。
つまり、「平均◯◯万円」という数字を見て「自分は全然足りない…」と感じても、それは一部のお金持ちに引っ張られた数字かもしれません。“普通の人”の実感に近いのは中央値のほうです。実際の統計でも、純資産の中央値が平均の半分以下になることは珍しくありません。
純資産の統計を調べると、出どころによって数字が大きく違って戸惑うことがあります。主な理由は次のとおりです。
金額そのものは調査によって幅がありますが、傾向はおおむね共通しています。
| ライフステージ | 純資産の傾向 |
|---|---|
| 20〜30代 | 少なめ。住宅ローンを組むと一時的にマイナス〜低水準になることも |
| 40〜50代 | 収入のピークと教育費・住宅費が重なり、ばらつきが大きい |
| 60代前後 | ローン完済・退職金などでピークになりやすい |
| 70代〜 | 取り崩しが進み、ゆるやかに減っていく傾向 |
大切なのは、平均・中央値はあくまで「同時点で他人と並べた写真」だということ。自分の人生のどのステージにいるかで、適正な水準はまったく違います。
他人との比較は、ときに不安や見栄を生むだけで終わりがちです。本当に意味があるのは、過去の自分と比べて純資産が増えているかです。同じ年代の中央値に届いていなくても、毎月コツコツ純資産が伸びていれば、家計は確実に前へ進んでいます。逆に平均を上回っていても、純資産が減り続けていれば要注意です。
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無料で自分の純資産を出す※ 本記事は統計の読み方を解説するもので、特定の金額・順位を保証するものではありません。平均・中央値の具体的な数値は、年・調査・定義によって変動します。最新の数値は各調査の公式情報をご確認ください。
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