NISA・iDeCo・証券・ローンを含めた「本当の純資産」の出し方

「預金は◯◯万円」——でも、それは家計の一部にすぎません。NISAやiDeCo、証券、保険といった投資資産と、住宅ローンやクレカといった負債まで含めて初めて、家計の“本当の純資産”が分かります。この記事では、投資も負債も漏れなく含めた純資産の出し方を解説します。

現金・証券・NISAなど資産の内訳を示すドーナツグラフ
証券・NISA・iDeCoも科目として登録すれば、内訳ごと純資産に含められます(アプリ実画面)

純資産=「すべての資産」-「すべての負債」

純資産は、預金だけでなく投資も、そして負債も含めて計算します。投資が増えていても、見えない負債が膨らんでいれば純資産は伸びません。逆に、ローンを着実に返していれば、預金が増えなくても純資産は育ちます。

含めるべき項目

資産に含める負債に含める
現金・普通預金・定期預金クレジットカード未払い
証券・投資信託・株式住宅ローン残債
NISA(つみたて・成長投資枠)自動車ローン
iDeCo・企業型DC奨学金・カードローン
保険の解約返戻金

投資(NISA・iDeCo・証券)の評価額の扱い

投資資産は時価(いまの評価額)で資産に入れます。値動きするので毎日追う必要はなく、月に一度、残高を更新すれば十分です。証券会社アプリの「評価額」をそのまま転記すればOKです。iDeCoは年金資産なので当面引き出せませんが、純資産には含めて把握しておくと全体像が正確になります。

ローンは「残債」を負債に

住宅ローンや車のローンは、残りの返済額(残債)を負債に入れます。毎月返済するたびに残債が減り、その分だけ純資産が増えていきます。これが「ローンを返すこと=資産形成」である理由です。

計算例:ある家庭の「本当の純資産」

実際に一つ、数字で出してみましょう。共働きで、つみたてNISAとiDeCoを続けている30代の家庭を想定します。

資産金額
現金・普通預金2,000,000円
証券・投資信託(特定口座)1,200,000円
つみたてNISA(評価額)1,800,000円
iDeCo(評価額)900,000円
保険の解約返戻金300,000円
資産合計6,200,000円
負債金額
住宅ローン残債3,500,000円
クレジットカード未払い150,000円
負債合計3,650,000円

本当の純資産=資産 6,200,000 − 負債 3,650,000 = 2,550,000円。預金だけ見れば200万円ですが、投資を足せば増え、ローンを引けば実態が見えてきます。「預金額」と「純資産」はこれだけ違う、というのがポイントです。

評価額の更新はどうやる?

よくある質問

Q. 投資は取得額と評価額のどちらで入れますか?

評価額(時価)で入れます。含み益・含み損も純資産に反映させたいからです。取得額のままだと、増えた・減ったが見えません。

Q. iDeCoは引き出せないのに資産に入れていいの?

入れて構いません。当面使えなくても「将来の自分の財産」であることは事実なので、全体像を正しく把握するには含めるのが自然です。気になる場合は科目を分けて「すぐ使える資産」と区別できます。

Q. 銀行や証券と自動連携できますか?

kurofukubo は方針として自動連携を行いません。手入力は月1回の残高更新だけなので手間は小さく、口座情報やパスワードを外部に預けずに済む安心があります。

kurofukubo では、証券・NISA・iDeCo・保険・各種ローンを科目として登録し、評価額や残債を記帳するだけで、すべてが純資産に自動合算されます。月1回の更新でも、純資産の推移グラフで「家計が前に進んでいるか」を確認できます。銀行・証券との自動連携は行わず、入力はあなたの手元だけで完結します。

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※ 評価額・税制・控除などの詳細は、各金融機関や公式情報をご確認ください。本記事は家計管理上の記録方法の解説です。

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